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【 特集 】

掲載:No.4850 2017年4月8日発行

TAVIの有用性と課題:TAVIの合併症と対策

帝京大学医学部循環器内科  渡邊雄介

(Point)
▼経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の合併症は,重篤な場合が多く,迅速かつ適切な対応が求められる
▼弁周囲逆流(PVL)は長期予後に関係し,不適切なvalveサイジング,弁輪の石灰化と分布,valveの不適切なポジショニングが原因として挙げられる
▼弁輪破裂および心室穿孔は,重篤な結果につながる場合が多く,術前の画像診断と慎重なワイヤー操作が重要である
▼冠動脈閉塞は,デバイスの進歩により減少しつつあるが,術前CT検査などによるリスク評価が重要である
▼新規ペースメーカー植え込みを避けるために,より左室側へのTAVI弁の留置を避けることが必要である。また,術前に右脚ブロックを認める症例では,高率にペースメーカー植え込みが必要となるため注意が必要である
▼アクセス合併症は,デバイスの進歩によって減少しつつあるが,予後に関係するため予防と対策が必要である
▼TAVI後血栓弁が新たな懸念として浮上している。TAVI後の抗血栓療法を見直す必要がある


1. TAVI後の合併症に対する診断と回避法

  経カテーテル大動脈弁留置術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)は,2013年10月に保険収載されてから,重症大動脈弁狭窄症(aortic stenosis:AS)に対する治療として近年,わが国でも急速に広まりつつある。TAVIの黎明期は,合併症の発生頻度が高く,時に致命的であったが,デバイスの進歩と術前準備によって合併症の発生率が低減しつつある。
 しかしながら,最近では,TAVI後早期に血栓弁が出現したとの報告があり1),新たな合併症として対策が求められている。本稿ではTAVIの術中および周術期に起きる合併症とその対応について,最新の知見とともに説明したい。

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